世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)のライトフライ級統一王者で、京都府城陽市出身の寺地拳四朗選手(32)が、同市役所を訪れた。
1月の王座防衛戦での勝利を伝えて「地元に報告すると、帰って来たと思えてほっとする。これを毎回続けたい」と語った。
1月23日の防衛戦では、ベネズエラのカルロス・カニサレス選手との激しい打ち合いを判定で制した。
寺地選手は「一番きつい試合だったが、たくさんの応援のおかげで勝つことができた」と振り返り、「次はなるべく打たれないで、皆さんを心配させない試合がしたい」と笑顔を見せた。現在はディフェンスの練習に力を入れているという。
次戦については「統一戦をするか、階級を上げるか。ベルトを増やしたい」と意欲を示した。
奥田敏晴市長は花束を手渡し「これまで日本人に負けなしだったすごい選手に勝ち、世界戦通算勝利数は14勝と具志堅用高さんに並ぶ記録を達成した。本当におめでとう」と祝福した。
後援会メンバーとともに、宇治市役所も訪問した。