兵庫・報徳学園がセンバツ壮行会 間木歩主将「全国制覇を胸に一戦必勝」応援歌で全校生徒が激励

壮行会に参加する報徳の選手たち=8日午前、西宮市上大市5、報徳学園(撮影・池田大介)

 18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する「第96回選抜高校野球大会」に出場する報徳学園高校硬式野球部の壮行会が7日、同市上大市5の同校であった。各教室とオンラインでつないで実施。在校生がリモートで見守る中、間木歩主将(17)は「昨年成し遂げられなかった全国制覇を胸に一戦必勝で頑張っていきたい」と優勝を誓った。

 報徳学園高校は昨年秋の県大会準決勝で社高校を3-1で破り、決勝で須磨翔風高校に3-2で競り勝って2連覇を果たした。続く秋季近畿地区大会でもベスト8入りし、今年1月に大阪市内であった選考委員会で準優勝した前回大会に続いて2年連続23回目の出場を決めた。

 同校での壮行会はこれまで体育館や講堂で実施してきたが、今年は行事の関係で部員らも教室に集まって開かれた。

 4日にベンチ入りが決まった部員ら21人がりりしい顔で登場し、「よろしくお願いします」と一礼。生徒会長に当たる自彊会長で2年の屋敷翔哉さん(17)が「野球部のみなさんが最高の状態で大会に挑まれることをお祈りし、生徒一同、良い報告が聞けることを心待ちにしています。悔いのないよう頑張ってください」と激励した。

 その後、オリジナルの応援歌が流れ、歌い終わると各教室から拍手が送られた。(浮田志保)

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