王毅氏「各国はグローバルガバナンスの中で協力すべき」 全人代記者会見

王毅氏「各国はグローバルガバナンスの中で協力すべき」 全人代記者会見

7日、記者会見に臨む王毅氏(奥左から2人目)。(北京=新華社記者/才揚)

 【新華社北京3月7日】中国の王毅(おう・き)共産党中央政治局委員・外交部長は7日、第14期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の記者会見で、グローバルガバナンスについて次のように述べた。

 平等な多極化は各国の権利、チャンス、ルールの平等を反映するものである。個別あるいは少数の大国が国際問題処理を独占すること、国力や地位によって国々をレベル分けすること、力の強い者の一存で話が決まること、一部の国がテーブルに着き一部の国はメニューにだけに載っているようなことはもはや許されない。

 秩序のある多極化は、国連憲章の趣旨と原則を共同で守るものである。多極化は陣営化ではなく、断片化や無秩序化でもない。各国はいずれも国連を核心とする国際システムの中で行動し、グローバルガバナンスのプロセスの中で協力しなければならない。

 普遍的に恩恵をもたらすグローバル化は、経済発展の「パイ」を拡大させ、それを皆によく分けることである。包摂的グローバル化は、各国が自国の国情にかなった発展の道を歩むことを支持するものである。

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