「痛いロストがあったけど…」古江彩佳はまさかのダボも「69」

古江彩佳は後半に伸ばして「69」。初日を3アンダーで終えた ※撮影は2024年「HSBC女子世界選手権」(撮影/村上航)

◇米国女子◇ブルーベイLPGA 初日(7日)◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675yd(パー72)

古江彩佳は3アンダー「69」で初日を終えた。ホールアウト時点では7アンダー「65」で暫定首位のミンジー・リー(オーストラリア)と4打差につけている。

午前組でチョン・インジ(韓国)、林シユ(中国)とプレー。前半インは17番(パー4)で左バンカーからの2打目が木に当たり、まさかのロストボールからダブルボギーとするなど「37」とスコアを落とした。しかし、後半は8番(パー5)でグリーン右の池側に切られたピンに対し、3打目のウェッジショットをカップ右に絡めたほか、4m前後のチャンスも多く決めるなど「33」。7バーディ、2ボギー1ダブルボギーと出入りは激しかったが、尻上がりにスコアを伸ばした。

中継局WOWOWのインタビューでは「ちょっと痛いロストでダブルボギーもあったけど、そこからバーディをたくさん取れて、アンダーで回れたのは良かった」と話した。多くの選手が警戒していた起伏の激しいグリーンについては、「今日はましなところに(ピンが)切ってあったので、ビッグスコアも出ていたし、しっかりついていきたかった」という。

8番ではもう少しでイーグルのスーパーショット。「ちょっとフォローが吹いていて、一番奥のピン位置で難しかったけど…。あれが入っていてくれたら、ダボの分がキャンセルでラッキーだなって思ったんですけどね」。スコアを伸ばして終わった一日に表情は明るかった。

今季4試合でトップ10が3回。前週「HSBC女子世界選手権」では最終日を単独首位で迎えながら8位に終わったが、2週連続の優勝争いへ無難に滑り出した。

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