王毅氏「法に基づき正当な権利守る」 全人代記者会見

王毅氏「法に基づき正当な権利守る」 全人代記者会見

7日、記者会見に臨む王毅氏(中央)。(北京=新華社記者/劉続)

 【新華社北京3月7日】中国の王毅(おう・き)共産党中央政治局委員・外交部長は7日、第14期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の記者会見で、南中国海問題における中国の立場を次のように説明した。

 南中国海が平和と安定を保てているのは、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の共同の努力が欠かせない。中でも最も重要な経験は「二つの堅持」、すなわち当事国同士による対話と協議、交渉を通じた問題の適切な管理と解決の堅持、中国とASEAN各国の共同の努力による海の平和擁護の堅持である。

 われわれは善意の乱用を許さず、海洋法の歪曲を受け入れない。意図的な権利侵害に対しては法に基づき正当な権利を守り、不当な挑発に対しては直ちに道理に基づく対抗措置を取る。

 われわれはASEAN各国と共に努力し、南中国海行動規範の早期合意を目指し、南中国海を着実に平和の海、協力の海にしていきたいと考えている。

© 新華社