琴ノ若に手応え、本格稽古終了 大栄翔らと、3日連続20番超

相撲を取る琴ノ若(右)=大阪府松原市の佐渡ケ嶽部屋宿舎

 大相撲の新大関琴ノ若は7日、大阪府松原市の佐渡ケ嶽部屋で出稽古に来た関脇大栄翔や小結錦木らと20番取り、春場所(10日初日)前の本格的な稽古を終了した。他の部屋から訪れた力士たちで稽古場は連日にぎわい「ありがたい。自分の体力も測れた」と手応えを口にした。

 最後は3日連続で20番以上と追い込み「疲れなのか、筋肉痛なのか分からないくらい。ようやくここまで来た」と冗談めかす。初日に向け「8、9日で悪い部分を修正する。やれることはやってきた。いつも通りで臨む」と平常心を強調した。

 申し合いの最中には、父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が歩み寄って助言する場面もあった。

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