青森ワッツが応援口座開設を発表…クラブ存続へ「ぜひもう一度助けてもらえないでしょうか?」

青森ワッツは3月7日、クラブ存続に向けた応援口座を開設したことを発表した。

青森は2024-25シーズンのB2ライセンス取得に向けて、「今年度末(2024年6月期)までの債務超過の解消」、「今期決算の黒字化」、「今後の資金繰りの安定化」のため取り組んでいるという。しかし、大株主を務めていたANEW Holdings株式会社の破産申立が決定。2日の試合後に記者会見を実施し、存続の危機に直面していることを明かした。

応援金は「会社、トップチーム、チア、アカデミーなどの運営に充てられる」運転資金に使用されるようで、「具体的には選手や社員への給与支払、会場使用料や照明費用など試合の運営資金、取引先様への支払代金などに充当します」と使い道について言及。また、応援ステッカーを制作し、販売することも発表された。

北谷稔行代表取締役社長はクラブを通じて、ファンに向けて次のメッセージを送った。

「いつも青森ワッツへのご声援、誠にありがとうございます。この度、青森スポーツクリエイション株式会社は応援口座を開設することにいたしました。青森ワッツはご存知の通り資金面にて窮地に立たされております。私はこの青森ワッツから何度も勇気をもらいました。チームやフロントスタッフの頑張り、ブルーリングス、デッチのパフォーマンス、ブースター様の熱いご声援、パートナー企業様のご支援、多くの方に支えられて今があります。まだまだ多くの方に夢や希望を与え、青森県を盛り上げ、恩返しをしたいです。だからこそ、この青森ワッツはなくすことはできないのです! 青森県には青森ワッツが必要なんです! いつも皆様には助けてもらってばかりですが、ぜひもう一度この青森ワッツを助けてもらえないでしょうか? 多くの皆様からのご理解と心強いご支援をぜひともお願い申し上げます」

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