橋本絵莉子、2年4カ月ぶりのフルアルバム『街よ街よ』リリース 小冊子やグッズなど付属の豪華盤も

橋本絵莉子が、2年4カ月ぶりとなる2ndフルアルバム『街よ街よ』を4月24日にリリースする。

前作『日記を燃やして』は、手の届く日常生活の中での出来事や感じたことを燃料にして制作されたが、本作ではその範囲を飛び越えて、聴いた人それぞれの中にひとつの街が浮かび上がってくるような広がりのある作品に。生活と音楽が地続きであることに変わりはないが、今日からその先へと続いていく日々を別の角度から捉えた、これもまた橋本絵莉子らしさであると感じられるアルバムとなっている。

参加ミュージシャンは橋本バンドではお馴染みの曽根巧(Gt)、村田シゲ(Ba)に加え、チャットモンチー時代に乙女団として橋本と活動を共にした北野愛子(Dr)が新たに参加。橋本のソロ活動の立ち上がりから参加していた恒岡章(Dr)と共に楽曲を彩っている。なお、北野が恒岡のドラム機材を使用して録音された楽曲も収録されており、優しく力強い響きで寄り添っている。

本作のジャケットイラストを担当したのは、ミュージシャンでありイラストレーターでもある浜田一平。橋本のデビュー前からのミュージシャン仲間という間柄で、満を持して音楽とイラストという形でコラボレーションを果たした。まさにアルバムのシンボルとなるジャケットイラストとなっている。

また、橋本の作品では恒例となっているCD+グッズ付きの豪華盤が、本作でも数量限定で販売。豪華盤は通常盤CDに加え、歌詞カードのデザインにもなっている浜田一平描き下ろしのイラストがバックにプリントされた“街よ街よTシャツ”、ジャケットイラストを閉じ込めた“街よ街よキーホルダー”、そして橋本執筆の日記のようで日記ではない“ちょっと不思議なお話し”10編を収録したSFエッセイ『あっちの場合』(文庫本サイズの小冊子)、未公開カットを使用した“直筆サイン入りフォトカード”の5点を、“特製街よ街よボックス”に収めた詰め合わせセットとなっている。

豪華盤はROCKET-EXPRESSにて3月9日0時より予約受付開始。3月9日の1日限定で送料が390円になるサンキューキャンペーンも開催される。

さらに、本作の特設サイトも本日オープン。リリース情報をはじめ、橋本と参加ミュージシャンのコメントや、本作について橋本が初めて語った際のインタビューが掲載されている。インタビューでは前作『日記を燃やして』リリース後から本作の制作に入るまでの流れや、制作期間中の様々な出来事とその頃の心情が橋本らしい言葉で丁寧に語られたロングインタビューとなっている。

<橋本絵莉子 コメント>

このアルバムを作れたことが、これからの自分にどういう風に作用するのか、それがすごく楽しみです。
聴いてくれた人それぞれの中に浮かび上がる街が、あたたかくてやさしい場所だったらいいなと思います。
橋本絵莉子

(文=リアルサウンド編集部)

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