「中盤を支配」スポルティング守田英正に対戦国イタリアのメディアが賛辞!「機動性のあるレジスタだ」

攻守両面にわたる奮闘は、見方によって評価が分かれたようだ。

守田英正が所属するスポルティングは3月6日、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16第1レグでホームにアタランタを迎えた。守田はボランチとしてスタメンに名を連ね、84分までプレーしている。

スポルティングは17分、フランシスコ・トリンカンの巧みなスルーパスで左サイドから抜け出したパウリーニョが、そのままボックス内に進入。左足を振り抜き、先制点を奪う。33分には、守田のダイレクトでのパウリーニョの見事なスルーパスから惜しい場面もあった。

だが39分、スポルティングはバックパスのミスからピンチを招くと、最後はジャンルカ・スカマッカに同点弾を献上。アドバンテージを失うと、アタランタの攻勢に苦しめられたが、ゴールマウスに助けられたこともあり、追加点を許さずに1-1で引き分けている。

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対戦国イタリアのメディアは、採点記事で守田に及第点の6点前後をつけた。

6点評価の『Eurosport』は、「構築より閉ざすほうで重要だった。全体的に注意深い試合をした」と、より守備面での働きを評価。同じ6点をつけた『TUTTOmercatoWEB』は、「機動性のあるレジスタだ」と伝えている。

「ピッチ全体でプレーし、可能なボールを受け取って、味方に配給。いくつかミスもあったが、それは仕方ない」

『calciomercato』は6.5点と及第点を上回る評価。「中盤を支配。マルテン・デ・ローンは対応に苦しんだ」と、キャプテンマークを巻いたアタランタMFを困らせたと称賛した。

一方、大手紙『La Gazzetta dello Sport』は5.5点と及第点以下の採点。「後方からのビルドアップがしばしば彼をプレーから外すことに。スポルティングは中央より両サイドを使った」と、攻撃面で守田があまり絡めなかったとの見解を示している。

第2レグはアタランタのホームで3月14日に行われる予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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