女性議員比率、日本や中国の順位は?―独メディア

6日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、世界各国議会の女性議員比率について紹介する記事を掲載した。

2024年3月6日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、世界各国議会の女性議員比率について紹介する記事を掲載した。

記事は、列国議会同盟(IPU)がこのほど各国議会(二院制の場合は下院または市民の直接投票で選出される議会のみ)の女性議員比率に関するランキングを発表し、ドイツが35.3%で47位だったと紹介。10年前の2014年に比べると女性議員数は1%以上減っており、ランキングも当時の21位から26ランクも落ちたことを伝えた。

また、上位国については東アフリカのルワンダが61%で1位となり、キューバ(55.7%)、ニカラグア(53.9%)、メキシコ(50.4%)で女性議員が過半数に上り、欧州のアンドラやアラブ首長国連邦は男女比がほぼ半々だったとした。一方で、中東のオマーンやイエメンのほか、太平洋のツバルでは女性議員が1人もいないと紹介している。

さらに、主要国では中国が89位で、現在開かれている第14期全国人民代表大会(全人代)の代表2977人のうち女性は26.5%の790人にとどまっていることを紹介。米国も下院が29.2%で71位、ロシアは16.4%で138位、インドは14.7%で143位となり、日本はわずか10.3%で163位に沈んでいるとした。

記事は、世界全体の議会における女性議員の比率は04年の15.2%から22年には22%となり、今回はさらに上昇して26.8%と4人に1人を超える水準にまで達したものの「それでも女性が占める割合は依然として低い」と評している。(翻訳・編集/川尻)

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