車上生活の男(51)が大量窃盗の疑い 広島など6県で車25台など総額2000万円の被害か 

車上生活をしながら、西日本各地で大量の盗みを重ねたとして、男が7日、書類送検されました。

窃盗の疑いで書類送検されたのは、住所不定・無職の男(51)です。

警察によりますと、男は去年4月頃までに広島・山口・島根・岡山・兵庫・大分の6県で、計171件、時価総額1973万5380円相当の盗みを重ねた疑いが持たれています。調べに対して、男は容疑を認めているということです。

男は無施錠で、車内に鍵が残されている車を狙って盗んだとみられていて、被害は乗用車やトラックなど計25台にのぼるということです。

また車とともに、車内に残されていた財布の現金などのほか、トラックの荷台に積まれていた鉄くず約1220キロなども盗んだとみられています。

男は車のナンバープレートを盗み、盗んだ車に次々と付け替える手口で、警察による盗難車両の手配から逃れていたということです。

警察は、男が住まいを持たず、車上生活をしながら各地を転々とし、盗みを重ねたとみています。

去年2月に広島市安佐北区白木町の駐車場で軽乗用車が盗まれた事件で、4月に男を逮捕し、捜査を進めていました。

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