前年最もよかった俳優・作品・監督をSCREEN読者が選出するSCREEN映画大賞。掲載しきれないほどたくさん届いた愛ある読者の皆様のコメントと共にご紹介します。(3ページ目:文・相馬学/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:© 2024 & TM Lucasfilm, Ltd.
20〜16位
20位 『アステロイド・シティ』
19位 『AIR/エア』
18位 『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』
17位 『オットーという男』
16位 『グランツーリスモ』
15位 『フェイブルマンズ』
ファンの声
スピルバーグの映画に対する愛がガンガン伝わってきて、涙してしまいました。(20代・女性)
『フェイブルマンズ』
ブルーレイ+DVD価格:5,280円(税込)
発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
© 2022 Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
14位 『イニシェリン島の精霊』
ファンの声
ブレンダン・グリーソン&コリン・ファレルは、どちらも癖が強くて素晴らしかった。(20代・男性)
13位 『ザ・フラッシュ』
ファンの声
内容に賛否はあるのは踏まえた上でそれでもやはりこの時代にもう一度マイケル・キートンのバットマンをスクリーンで観れた事が嬉しかったです。(30代・男性)
『ザ・フラッシュ』デジタル配信中
ブルーレイ&DVDセット (2枚組)5,280 円(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
DC LOGO, THE FLASH and all related characters and elements © & ™ DC. The Flash © 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
12位 『aftersun/アフターサン』
ファンの声
『aftersun/アフターサン』今年観た作品で一番好きでした! ポール・メスカルとフランキー・コリオ、どちらもこれから期待が高まる俳優さんです。(10代・男性)
『aftersun/アフターサン』
価格:Blu-ray 5,500円(税込) DVD:4,400円(税込)
発売元:ハピネットファントム・スタジオ
販売元:ハピネット・メディアマーケティング
© Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022
11位 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
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ファンの声
人生において“失敗する”ということを深く考えさせられました。ミシェルも素晴らしかったですが、キー・ホイ・クァンのアクションシーンも最高でした。(40代・女性)
『エブリシング・エブリウェア・ オール・アット・ワンス』
Blu-ray発売中価格:5390円(税込)
発売・販売元:ギャガ
© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.
10位 『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
多次元のスパイダーマンが結集したチーム、スパイダー・ソサエティ。その一員となっていた旧知のグウェンの案内で時空を超えた、アース1610のスパイダーマンである少年マイルズは、ある事実を知り、選択を迫られる。
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ファンの声
とっても気になる終わり方だったので、早く続編が観たくて仕方ないです!(20代・男性)
『スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース』
4K ULTRA HD&ブルーレイセット発売中
価格:7,480円(税込)
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンターテイメント
© 2023 Sony Pictures Animation Inc. All Rights Reserved. MARVEL and all related character names: © & ™ 2023 MARVEL
9位 『バビロン』
無声映画からトーキーへの転換期である1920〜30年代のハリウッド。一夜にしてスターとなる女優、トーキーの時流に乗れず苦悶する人気スター、スタッフとしてキャリアを積む青年らの思いが狂騒の中で交錯する。
ファンの声
マーゴット・ロビーの振り切った演技から繊細な演技まで光っていました。(20代・男性)
『バビロン』
Blu-ray発売中価格:2,075円(税込)
発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
© 2023 Paramount Pictures.
8位 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
1919年、原油の採掘で富裕となったアメリカ先住民の町。復員兵アーネストは叔父の勧めで、現地の娘モリーと結婚。だが、そこには先住民の財産をかすめ取ろうとする叔父の策略があり、アーネストも手を汚すことに。
ファンの声
レオ様とデニーロの共演がスコセッシ監督作で実現して大歓喜でした! 3時間と長めでしたが映画館で観られてよかったです。(20代・男性)
7位 『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
ブラジルの犯罪王であった父を殺されたことから、ドミニクと彼のファミリーに復讐を誓った男ダンテが動き出した。周到に罠をめぐらす、その攻撃の前にドミニクらは苦戦。やがて彼は最愛の息子を人質に取られてしまう。
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ファンの声
公開したら必ず観る大好きなシリーズの1つです! シリーズラストには一体どんな展開が待っているのか、今から楽しみで仕方ありません!(40代・男性)
『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
4K Ultra HD+ブルーレイ発売中
価格:7,260円(税込)
発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
© 2023 Universal Studios. All Rights Reserved.
6位 『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
全世界の殺し屋を束ねる首席連合を敵に回し、命を狙われた暗殺者ジョン・ウィック。すべてにケリをつけるため、彼は連合の掟に則って一対一の決闘を申し出た。しかし決闘相手は卑劣な罠を彼に仕掛けてくる。
ファンの声
ジョン・ウィックはシリーズを追うごとにアクションが進化していて現実味もあり、それでも過去のものを見てもアクションに魅入ってしまう楽しさがあった。もっと映画代を払ってもいいと思えるほど盛りだくさんで見応えがあった。(20代・女性)
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
4K ULTRA HD+Blu-ray(3枚組) 価格:9,460円(税込)
発売・販売元:ポニーキャニオン
®, TM & © 2024 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
5位 『バービー』
完璧だったはずのバービー人形の世界の危機を察し、人間界にやってきたバービーと友人ケン。そこで学んだことを実践したケンはバービーワールドを混乱に陥れてしまった。バービーはそれを正すべく行動に出る。
ファンの声
単なるコメディかなって思っていたのに、バービーという世界でこれだけ考えさせられるメッセージ性も盛り込んでいたとは思っていませんでした。この作品は充分見る価値のある作品だと思います。(30代・男性)
『バービー』デジタル配信中
ブルーレイ&DVDセット(2枚組)5,280 円(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
© 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
4位 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
正体不明の刺客がガーディアンズを急襲。理由は襲撃によって重傷を負ったロケットの悲痛な過去に関連していた。ガーディアンズの面々はロケットの命を救うため、襲撃者を操る黒幕の元へと乗り込んでいく。
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ファンの声
ロケットの過去に号泣しつつ、本作ならではのコミカルな描写と共に最後まで彼を見届けることができて良かったです!(20代・女性)
3位 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
大学教授の座を退き、孤独な老後をおくろうとしている冒険家インディ・ジョーンズ。そんな彼が、かつての盟友の娘と出会ったことで、強大な力を持った秘宝を探して、宿敵であるナチスの残党と攻防を繰り広げる。
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ファンの声
インディ・ジョーンズカムバックにずっとわくわくしていました。ヴィランを演じたマッツも最高でした。(40代・女性)
2位 『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
『チャーリーとチョコレート工場』(2005)に登場するチョコレート工場主ウィリー・ウォンカの若き日の物語。亡き母との約束を実現するため、チョコレート職人を目指すウォンカが、悪しき既得権益層を相手に奮闘する。
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ファンの声
40年以上映画を観てきた中で、こんなに楽しい気持ちで映画館を出たのは初めて。何度でも観たいくらい。映画本来の素晴らしさを体験させてくれる、老若男女問わず誰にも見て欲しい作品。(60代・女性)
1位 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
前回の『トップガン マーヴェリック』に続いて今回もトム・クルーズ出演作が1位となりました! 読者の皆さんのアツいコメントと共に本作の魅力を改めて振り返ってみましょう。
あらすじ
ロシアの潜水艦に搭載された高性能AI、通称エンティティが自我を得て巻き起こした反乱。各国はネットワークの脅威に警戒しつつも、水面下ではエンティティを制御できるふたつの鍵を求めていた。
CIAの指令に逆らい、イーサンと彼のチームは独自に鍵の行方を探る。そんな彼の前に、イーサンの過去を知る元諜報員ガブリエルが野望を抱いて立ちはだかる。
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ファンの声
大好きです! 2023年「ミッション:インポッシブル」新作公開の前には、過去作を全て見直したほどです。どんどんかっこよくなっていくイーサンに、ドキドキが止まりません!(20代・女性)
小さなころからミッションシリーズが大好きなんです! スクリーンでテーマ曲を聞くたびに心が躍ります。(30代・男性)
崖からバイクで飛び降りるシーンには震えました…トムにしかこなすことのできないアクションに、毎度感動させられます。(50代・男性)
カーチェイスのシーンがお気に入りで、ヒロインを演じたヘイリー・アトウェルとのコンビがすごく良かったです!(40代・女性)
リアルな迫力にこだわって体力の限界に挑むトム・クルーズへの信頼
2023年に公開された実写の洋画ではナンバーワンの日本興収を記録したことも追い風となったか、こちらでも堂々の第1位。トム・クルーズ主演作では、昨年の『トップガン マーヴェリック』に続いて2年連続の頂点となった。
全米俳優組合のストにより、2023年はトムの来日キャンペーンを行なうことがかなわなかったが、それでもヒットして高評価を得たのは、27年にわたって継続している「ミッション:インポッシブル」シリーズへの信頼感もあるに違いない。
トムふんする敏腕スパイ、イーサン・ハントと、彼のチームが世界の危機に立ち向かうというシリーズの基本プロットは、今さら説明するまでもないだろう。
物語の点でオリジナリティを挙げるなら、人間のヴィランとともに、AI、すなわち人工知能がイーサンの敵となったこと。AIによる人類の反乱自体を描いた作品は今や決して珍しくないし、2023年には『ザ・クリエイター/創造者』という力作も登場した。
デジタル化が急速に進む21世紀の世界で、これほどの難敵はいないわけで、必然的にドラマのスリルは上昇する。AIに支配されているオンラインによって伝えられた情報の正確さは不確かだし、誰が敵で誰が味方かを見極めるのが困難になる。
当然、イーサンはこれまで以上にチームとの連携を密にしなければならないし、これまで以上に体を張らなければならない。そういう意味では、従来のアクションエンタテインメントに近未来SFが結びつき、本シリーズは劇的に進化を遂げた……とも言える。
そんな新味に加え、本作にはシリーズならではの魅力もしっかり脈づいていた。たとえば、ドラマ上の意外性。現実的な世界観に根差していた、このシリーズにAIという敵を据えたこと自体が驚きだ。
加えて、過去2作にわたってイーサンと共闘を繰り広げた元MI6エージェント、イルサが命を落とすこともショッキングだった。本作の人間側のヴィランであるガブリエルの思想にAIと共鳴しているのではないか……という大胆な設定も面白い。これについてははっきりしたことはわからないが、後のシリーズで究明されることになるだろう。
そして「ミッション:インポッシブル」シリーズと言えば、何と言ってもトム・クルーズの体を張ったスタントは欠かせない。もっとも目を見張ったのは、バイクを飛ばして崖から落下し、ダイブした状態で列車に飛び移るシークエンス。
実際にトムが崖からバイクで飛び降りたのは、今となっては有名な話。もちろん、そこには製作チームによる綿密な準備や、トム自身のトレーニングも必要だったが、それにしても断崖絶壁からのダイブに意欲的に取り組める人間がどれほどいるだろう?
これだけでも、前作以上に凄いものを見せたいというトムの熱意が伝わってくる。トムのようにベテランともなれば、わざわざ無理をしてスタントに臨むこともないのだが、それでもリアルな迫力にこだわって体力の限界に挑む。それだけでもシリーズのファンとしては嬉しくなる。
こうなると、気になるのは次の「ミッション:インポッシブル」だ。本作に“PART1”というタイトルがついている以上、PART2も作られるワケで、実際に本作にはガブリエルとの対決をはじめ、未決着のまま放置された要素が含まれている。
シリーズのファンとしては、当然のように、すべてが解決するであろうPART2を観ないことには収まりがつかない。当初は2024年の公開が予定されていたPART2だが、昨年の俳優組合のストにより撮影が遅れたことから、現時点では2025年5月に全米公開が設定されることになった。
日本でもほぼ同時期に公開されると思われるが、一刻も早く観たい!というのが本作に票を投じたファンの本音だろう。
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
4K Ultra HD+ブルーレイ 価格:7260円(税込)
発売元・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
© 2023 Paramount Pictures.