東日本大震災から13年の歩みを振り返る展示 せんだいメディアテーク

東日本大震災からまもなく13年です。これまでの歩みを写真や映像で振り返る展示会が仙台市青葉区で開催されています。

展示会は、せんだいメディアテークが震災の翌年から毎年開催していて、市民らが残した当時の写真や映像などが展示されています。

せんだいメディアテーク企画・活動支援室飯川晃さん「震災を直接体験していない方、あるいは体験してきたけどもこれまで言葉にしてこなかった、表に出してこなかった方の記録が今回は大きな目玉になっております」

震災時に、知的障害のある子どもの親たちが経験した困難を、自閉症の子を持つ親が聞き取りまとめた記録です。

「申し訳ないって思わなくていい世の中になってほしい」「避難所には行けない」など、今だから言える本音がつづられています。

「私は第三者なので大変だなって涙涙ですけど、現実の人たちは涙も流せないのかな、大変だったんだなっていうのはすごく感じましたね」

埼玉県の高校生が被災地を訪れて感じたことをまとめた記録や、沿岸部の変化を捉えたた定点観測写真などが展示されています。

企画展星空と路は、4月21日まで開催されています。

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