2018年から2021年までマンチェスター・ユナイテッドを率いていたオーレ・グンナー・スールシャール氏が、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとの契約を振り返っている。イギリス『イヴニング・スタンダード』が伝えている。
当時マンチェスター・ユナイテッドを率いていたスールシャール氏が、C・ロナウドとの契約の経緯とそれからの苦労をイギリスのポッドキャスト『スティック・トゥ・フットボール』を通して語っている。
C・ロナウドは2021年にユヴェントスから古巣マンチェスター・ユナイテッドに12年ぶりとなる復帰を果たした。スールシャール氏は「非常に素早い決断だった」と振り返り、続けてこう語っている。
「クリスティアーノが移籍するとも獲得できるとも思ってなかった。彼がユヴェントスを去るとわかって、クラブは『獲得するか?』と私に聞いてきた。彼が選手としての質を備えているのは確かだし、世界最高のストライカーだった。結局はうまくいかなかったけど、あの時点ではこの決断は間違っていなかった」
しかし、スールシャール氏、現オーストリア代表監督であるラルフ・ラングニック、そしてエリック・テン・ハフ現監督はC・ロナウドをチームにうまくフィットさせることができなかった。同氏はC・ロナウドがチームメートに悪影響を及ぼしていたことや、戦術面で試行錯誤したことを語った。
「どのようにプレスをかけるか、どう微調整するかをすぐに考え始めたよ。C・ロナウドはアントニー・マルシャルとはタイプが違う。メイソン・グリーンウッドやマーカス・ラッシュフォードのどっちを前線に起用するかも変わってくる」
「C・ロナウドが加入して1番苦労した選手はエディソン・カバーニだった。カバーニには我々が戦術的どう変わっていくか理解してもらっていた」