本玉真唯、予選から3戦連続となるフルセットマッチを制して初戦突破。今季のツアー初勝利を挙げる [BNPパリバ・オープン]

本玉真唯が逆転勝ちで2回戦へ

現地3月6日、女子ツアー「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)シングルス1回戦が行われ、本玉真唯(島津製作所/世界ランク120位)は、ジャン・シューアイ(中国/同713位)と対戦。5-7、6-2、6-0の逆転勝ちで2回戦進出を果たした。

24歳の本玉は、今大会予選から出場。予選1回戦で自己最高ランク27位を記録しているローラ・シゲムンド(ドイツ/同87位)を6-1、3-6、6-4のフルセットで勝利すると、予選決勝でもクレア・リュー(アメリカ/同111位)を6-1、5-7、6-3とタフマッチを制して本戦入りを決めた。

本戦では昨年から6か月ほど休養し、前週の「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/WTA500)で復帰したばかりのジャンとの対決となった。

2022年9月の「東レ パン パシフィック オープン」以来の対戦となったこの日の試合は、第1セット、本玉は第2ゲームでブレークを許すも直後にすぐさまブレークバック。攻守の切り替えをはやくジャンに流れを渡さない。第7ゲームでもブレークした本玉は、5-4と第10ゲームでサービング・フォー・ザ・セットに。だが、ここでジャンの強気な攻めと本玉のフォアハンドにミスが出てしまい追いつかれると、第12ゲームも落として5-7でセットを失った。

あとがなくなった本玉だが、第2セットでもストロークでジャンを動かしてミスを誘って第1ゲームでブレーク。一度は追いつかれたものの、第5、第7ゲームでジャンのサービスゲームを破って6-2で奪取。最終セットもペースが落ちたジャンを突き放して6ゲームを奪って、見事な逆転勝ちを収めた。

2回戦で本玉は、第31シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ/同32位)と対戦する。

© 株式会社キャピタルスポーツ