【金鯱賞/WIN5予想】ドゥレッツァ“消し”実績十分の2頭 フィリーズレビューは想定2桁オッズの穴馬「一点突破」

10日に金鯱賞(GII、中京芝2000m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は的中票数24票、払戻金2077万5110円の高配当を記録。荒れ模様の週末が続いている。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

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■菊花賞馬に不安要素

大阪杯の前哨戦となる金鯱賞。ここでは過去10年のうち現行条件となった2017年以降のデータから攻略する。

過去7年の人気傾向を見ると1番人気が【5.1.1.0】勝率71.4%。ほぼ人気通りの決着となることが多い。しかし、2021年には10番人気のギベオンがデアリングタクトを押さえて逃げ切り勝利と思わぬ伏兵の好走も考えられる。

現在想定1番人気はドゥレッツァだが、菊花賞を制した馬が次走で勝利した例は2016年のサトノダイヤモンドまで遡り、タイトルホルダーやコントレイル、さらにはディープインパクトですら達成していない。次走の格の違いはあるが、このデータを見るとやや不安は残る。

また2000年以降の関東馬による金鯱賞制覇は、2015年のミトラ1頭のみ。春GIへの前哨戦や輸送面、4歳牡馬世代の力関係など考慮すると、ドゥレッツァには相当な不安がつきまとい、今回は思い切って消しとする。

今回のメンバーではプログノーシスと2年2カ月ぶりの復帰戦となるヨーホーレイクを狙いたい。プログノーシスは昨年の天皇賞秋で3着に好走するなど実力は申し分ない。ヨーホーレイクは2022年の日経新春杯を勝利後、屈腱炎で長期休養。2年2カ月ぶりの実戦となるが、最終追い切りはブランクを感じさせない動きを見せた。

金鯱賞は実力馬のプログノーシスと復活勝利を目指すヨーホーレイクの2点で攻略する。

■フィリーズレビューは想定2桁オッズの穴馬

今回警戒すべきは、WIN4阪神11R・フィリーズレビュー。桜花賞のトライアルとなる本レースは、過去10年の平均3連単配当額が24万9758円と荒れ模様となっている。

過去10年の人気傾向を見ると、1番人気が【1.3.0.6】と不振傾向にある。一方で2番人気4勝、8番人気3勝、12番人気1勝と穴馬の激走が目立つ。

前走クラス別成績を見ると、前走GI組は【2.6.3.19】と意外にも実力を示せていない。一方で前走オープン特別(リステッド競走のみ)組は【3.0.0.11】で勝率21.4%を記録。勝利した3頭は前走で4着以内に入る好走を見せている。

この条件を考慮すると、現在想定8番人気のロゼフレアが狙い目となる。今年の3歳芝重賞における3連単の平均配当額は32万8116円の大荒れ。本レースも番狂わせが起こる可能性は十分だ。

今回は伏兵ロゼフレアで一点突破を狙う。

その他、WIN1からWIN5の注目馬は以下の通り。

WIN1・阪神10RオークランドTRT:グリューヴルム、ダノンブレット、レッドプロフェシー、エクセスリターン
WIN2・中山10R東風S:ディオ、モントライゼ、ホウオウビスケッツ
WIN3・中京11R金鯱賞:プログノーシス、ヨーホーレイク
WIN4・阪神11Rフィリーズレビュー:ロゼフレア
WIN5・中山11RアネモネS:ソルトクィーン、エリカエスティーム

計48点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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