溶け落ちた核燃料燃料デブリの試験的な取り出しに向けて、東京電力は7日、福島第一原発2号機で4日から中断していた堆積物の除去作業を再開しました。
福島第一原発2号機では、今年10月までに燃料デブリの試験的な取り出しが計画されていますが、ロボットを投入する入り口部分をケーブルなどが溶けて固まった堆積物がふさいでいるため、専用の装置を使い堆積物を取り除く作業が進められています。しかし、4日に水を放出するホースが折れ曲がっていることが確認されたため作業を中断。6日にホースの取り換え作業が完了しました。
その後の確認でも問題がなかったことから、7日午後4時前、研磨剤を含んだ高圧水での堆積物の除去作業を再開しました。東京電力は「安全を最優先に慎重に作業をすすめる」としています。