女子トイレ容器や飲み物に体液を... 波紋広げた性加害行為、男の派遣元企業の英法人がXで反応「できるだけ早く調査します」

不動産会社の営業所内で性的な問題行為を撮影した動画が、Xに一時投稿された騒動について、性加害行為を行った男が登録していた人材派遣会社「アデコ」の英国法人の公式Xアカウントが言及した。

「全ての情報をDMで送ってください」

この問題では、男が女子トイレ内の容器に自らの体液をかけたり、会社の女性のものとされる飲み物に体液を入れたりするなどの動画が23年8月ごろからXに投稿され、24年2月になって動画が転載され騒ぎになった。その後、該当のXアカウントは非公開となった。

投稿写真に写り込んだものなどから、不動産会社の東栄住宅の営業所内で撮影されたものではないかと指摘があり、同社は2月10日に公式サイトで「SNS上で当社営業所内における性被害に関する投稿がございました」と報告。15日には投稿者の男がアデコからの派遣社員だったこと、投稿発覚以降男は東栄住宅に出社していないこと、すでに男との派遣契約を解除したことをなどを発表した。

それ以降、東栄住宅からの進展報告はない状況だ。また、アデコ側からの発表がないことから、Xでは「経過報告をお願いします」「(投稿者の男を)実名顔出しできっちり発表してがっつり報道すべき」といった主張が相次いでいた。

こうした中、あるXアカウントが3月4日、アデコグループの複数の海外法人あてに、男がした行為の概要と何らかの措置を講じてほしい旨の訴えなどを英語で投稿した。

アデコの本拠地はスイスだが、英国法人は3月6日、この投稿に「もしその話が正しければ、すぐに調査したいことです。我々はこのような事態を非常に深刻に受け止めていますので、この問題に関する全ての情報をDMで送ってください。できるだけ早く調査させていただきます」と反応した。

日本のXユーザーからは「これは是非詳しく調査して実態解明と再発防止に尽力して頂きたいと思います。よろしくお願いします」「これで事がしっかり動き出してちゃんと裁かれて欲しい!」「日本が情けなさすぎるけど、アデコUKに感謝します」といった声が上がっている。

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