【中庭自慢の注文住宅】神奈川県で3200万円で叶えた30歳代夫婦。それでも後悔する間取りや設備とは

注文住宅で失敗しないために

2024年に新築住宅を購入して住宅ローンを利用する子育て・若夫婦世帯の方は、住宅ローン控除を受けるための購入限度額が据え置かれます。

そのため、長期優良住宅は5000万円までを上限に住宅ローン控除が可能です。

しかしわざわざ奮発して注文住宅を購入しても、住んでから後悔するのは避けたいものです。

後悔しないためには、実際に注文住宅を購入した方の体験談を聞くことが必要です。

そこで今回は、神奈川県で注文住宅を購入した30歳代の夫婦が体験した「注文住宅の後悔ポイント」を3つ紹介します。

反対に満足しているポイントも紹介するので、これから注文住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

注文住宅の後悔ポイント1. 広すぎる玄関に後悔

玄関が広すぎるのも考えもの?

ご夫婦のコメント

「玄関が広すぎたため、もう少し小さくして部屋を大きくすれば良かったです」

プロからのアドバイス

玄関には、家族の数やライフスタイルによって必要なスペースを確保しましょう。

例えば以下のような道具を収納するために「土間収納」を作るのがおすすめです。

  • 自転車
  • ボールなど子どもの遊び道具
  • ゴルフバック
  • 大量のくつ

一方、このような荷物をあまり持っていない方は、玄関のスペースをコンパクトにしても問題ないでしょう。

なお、間取りを平面図で確認した際に広く感じることがありますが、実際の広さを想像することが必要です。

モデルハウスや実際の家を見学してみると実感しやすいでしょう。

注文住宅の後悔ポイント2. 床を無垢材にしたことで後悔

ご夫婦のコメント

「無垢材の床にしたのですが、引越し早々に傷が付き、現在はさらに傷が増えているので傷つきにくい床にすれば良かったなと思っています」

プロからのアドバイス

無垢材の床は、耐久性や品質が高いため多くの方に人気があります。

しかし、傷がつきやすい性質があるため、以下のような方法も検討してみましょう。

  • 合成材料や耐久性が高い「ラミネートフローリング(複数の素材を重ね合わせたフローリング)」などを使用する
  • 床の表面に耐久性が高い「保護層」で木材の表面を覆い、耐摩耗性や耐久性を向上させる
  • 家具の脚に傷を防止する「フェルトパッド」を使用する

なお、無垢材に傷がついても「研磨」などで修復できるケースがあります。

床の貼り替えなどをする前に、傷が直せるかどうか専門の修理業者に一度相談してみましょう。

注文住宅の後悔ポイント3. 「吹き抜け」の設置で後悔

ご夫婦のコメント

「リビングが吹き抜けになっています。陽が入っている時はまだ良いのですが、冬の夜は寒すぎるため少し後悔しています」

「吹き抜けがある場所に大きな窓があるのですが、強い雨の時に打ち付ける雨がすごいので割れないか少し心配になってしまいます」

プロからのアドバイス

冬場は、吹き抜けの天井部分に溜まった冷たい空気が下に降りてきて寒くなりやすいです。

対策としては以下の方法がおすすめです。

  • 断熱性が高い窓や吹き抜け部分の遮熱材を使用する
  • 吹き抜けの窓を耐久性の高いものにする

複製ガラスや樹脂サッシの窓にすれば、外部の空気を部屋に入れないようにできます。

また雨で窓が割れないように強化ガラスを使用するのがおすすめですが、万が一割れても安全なように「防犯フィルム」や「飛散防止フィルム」を貼っておきましょう。

注文住宅を購入して満足したポイント

我が家の注文住宅「中庭」には満足!

後悔している点がある一方「中庭」や「書斎」など、プライバシーに考慮した間取りにできたことに大変満足しています。

ここでは、注文住宅で満足した5つのポイントを、ご夫婦のコメントで紹介します。

  • 前の家から使用していたダイニングテーブルを活用したキッチンにしたかったのですが、部屋の雰囲気に合わせてバランス良く配置することができたので良かったです。
  • 中庭を中心したリビング・キッチンなので、プライベート感が高くなり開放感も演出できています。家にいながらリラックスできるので良かったです。
  • 通常よりもパントリーを大きめに作ってもらったことで、日用品から子供が使う物まで全て収納できる点がとても便利です。
  • 1畳ほどと小さいですが、自分専用の書斎ができたことで「自分時間」を楽しめるようになったので満足度が高いです。
  • キッチンのスペースを通常よりも大きめにとったことで(家事スペースも兼ねて)大人2人が立っても狭さがなく、動きやすいので良かったです。

注文住宅を建てる際には、ハウスメーカーとの入念な打合せが必要です。

実現したい理想の間取りや要望をうまく伝えられるように、自分の生活スタイルを再度、確認しておきましょう。

注文住宅で失敗しないために

注文住宅では間取りや広さなどを自由に選択できるため、理想的な家が実現できます。

しかし実際に住んでから後悔することも多いです。

注文住宅で失敗しないためにも、今回紹介したご夫婦の「後悔ポイント」や「満足ポイント」を参考にして家づくりに活かすことが重要です。

これから注文住宅を検討している方は、後悔のないようにしましょう。

参考資料

  • 国土交通省「住宅ローン減税の制度内容が変更されます!~令和6年度税制改正における住宅関係税制のご案内~」

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