【高校受験2024】京都府公立高入試・中期選抜<数学>講評…難易度はやや易~やや難

【高校受験2024】京都府公立高入試・中期選抜<数学>講評…難易度はやや易~やや難

2024年3月7日(木)、2024年度(令和6年度)京都府公立高等学校入学者選抜について、中期選抜が実施された。2024年3月1日に発表された全日制における志願者数の合計は、中期選抜募集人員6,108人に対し、志願者数6,027人で、倍率は0.99倍だった。

リセマムでは、京進の中学・高校受験TOPΣの協力を得て、学力検査「数学」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

京都府 中期選抜<数学>講評

(京進 提供)

大問1 小問集合(計算、方程式、2乗に比例する関数、平面図形、確率) 〔やや易〕
大問2 四分位範囲と箱ひげ図 〔やや易〕
大問3 1次関数(速さ) 〔標準〕
大問4 空間図形(円錐) 〔やや難〕
大問5 平面図形 〔やや難〕
大問6 場合の数 〔標準〕

大問構成、小問数は例年通り。難度は昨年とくらべると少し難しくなった。ただ、多くの問題が基本~標準レベルなので、ミスをしないようにすることが大切。

大問1の計算は確実に得点したい。大問2は、箱ひげ図の見方、データの範囲、四分位範囲などの意味が理解できているかを確認する問題だった。大問3は1次関数のグラフを利用した速さの問題で、グラフを追加することで問題文の内容を整理する必要がある。大問4は円錐の展開図を利用して解く問題。大問5は線分CEの垂直二等分線が正方形EBCFの対角線になることを利用する。大問6は弦の本数がN個から2個の選び方と同じになる。

出題傾向は大きく変化していないので対策は取りやすい。基本問題、標準問題を速く正確に解き、図形問題や規則性、整数問題などの少し難しめの問題に時間を確保し、高得点をねらいたい。


このレポートは2024年3月7日(木)に、速報として京進の中学・高校受験TOPΣにより作成されたもの。

京進は関西・愛知を中心に全国で学習塾、個別指導教室を展開している。最新の脳科学に基づく学習法は、自ら学ぶ力を育む学習法として高い効果を上げている。

協力:京進

編集部

© 株式会社イード