後援会への寄付めぐり 関鹿角市長 公職選挙法違反の疑いで書類送検

鹿角市の関厚市長が3年前の市長選挙の前に行った自らの後援会への寄付をめぐり、公職選挙法違反の疑いで書類送検されました。去年10月、14人の市議会議員が連名で警察に告発状を提出し捜査が進められていました。

鹿角市の関市長は2021年6月20日に投票が行われた市長選挙で初当選しました。

公職選挙法は立候補者や立候補の意思がある人が選挙日までの一定期間、資金管理団体に指定されていない自らの後援団体に寄付することを禁じています。

鹿角市議会の議員14人は、関市長が2021年5月1日と6月1日に資金管理団体に指定されていない自らの後援会に対して、あわせて57万6000円を寄付したことが公職選挙法に違反する疑いがあるとして去年10月、警察に告発状を提出していました。

関係者によりますと告発を受けて捜査していた警察は、7日付で関市長を公職選挙法違反の疑いで書類送検しました。

詳しい送検容疑は明らかになっていませんが関市長は書類送検を受けて「これまでも捜査には事実に基づいて全面的に協力してまいりました。今後におきまして真摯に対応してまいります」とコメントしています。

© 株式会社秋田放送