乗り継ぎ利用で特典  広島空港と韓国・仁川空港が覚書を締結 海外の空港とは初めて

広島空港を運営している広島国際空港会社と韓国の仁川国際空港公社が、広島~ソウル線の利用促進を目的とした覚書を締結しました。

広島市で行われた覚書の調印式には、広島国際空港会社と仁川国際空港公社、広島~ソウル線を運航しているチェジュ航空の関係者が出席しました。広島~ソウル線はコロナ禍が収束したことなどから、去年7月に再開されました。

今年1月からは毎日2往復に増便され、搭乗率も約80%と好調だということです。

今回の覚書は仁川空港での乗り継ぎ客を増やし、広島・ソウル線のさらなる利用促進を図ろうというものです。

来月中旬からは広島空港から仁川空港を経由して、チェジュ航空が就航しているタイなど海外11路線を利用した場合、乗り継ぎ運賃が割引になる共同プロモーションが計画されているということです。また、仁川空港でのラウンジ利用といった特典も計画されています。

広島国際空港会社 中村康浩社長
「世界に路線を持っているハブ空港はアジアにも結構ある。同じようなことをいろんな空港と結んでいければ(ネットワークが)広がっていく」

広島空港が海外の空港と覚書を締結するのは、今回が初めてです。

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