「遺跡に迷い込んだみたい」なサウナも?! イラストレーターが全国のサウナを紹介「偏愛サウナめぐり」出版【岡山】

3月7日は3と7の語呂合わせから、「サウナの日」とされています。これに合わせ、無類のサウナ好きだという岡山県玉野市在住のイラストレーターの女性がこんな本を出版しました。【画像①】

サザエのような形をしたサウナ。中に入ってみると…。

(女性)
「遺跡の中に迷いこんだみたい」
(女性)
「床にお水まいてる」
(男性)
「長くゆったり入ってもらいたいので、あまり温度をあげていません。70℃強」

描かれているのは、香川県の直島にあるリゾート施設のサウナ。

(利用者)
「くぼみが水風呂になっている」

サウナの特徴を分かりやすく伝えるのは、おととい(5日)発売された「偏愛サウナめぐり」。

北は北海道から南は熊本まで、全国各地にあるサウナ・37施設を、可愛らしいイラストとともに紹介しています。

著者は玉野市在住のイラストレーター、浜竹睦子さんです。数年前、友人の勧めで初めてサウナに入った浜竹さん。予想以上にストレス解消になり、どっぷりハマりました。

訪れたサウナの絵日記を書き、趣味でインスタグラムにあげていたのですが、いつの間にか相当な数に。まとめたら面白いのではと、出版する運びとなりました。

(浜竹睦子さん)
「施設によって全然セッティングが違ったりとか、どんなふうに楽しんでほしいのかを感じるのが面白い」

「サウナってどうしても男の人が好きで、汗臭くてとかそんなイメージがあるかもしれないけど、実は全然そんなことない。本は面白がってもらえるんじゃないかなと思います」

本では、岡山県のサウナも紹介しています。蔵を改造した美作市の久米屋は、燃やした薪の香りを楽しむスモークサウナという形態だそうです。

(女性)
「薪を燃やし室温を上げ、充満した煙を出しきって入る」
「キング・オブ・サウナと呼ばれるフィンランドの伝統的な手法」
「空間全体にのこるスモーキーな香り。なんて心地良いんだろう」

2021年にこのサウナを訪れた記者も…。

(秋庭記者)
「柔らかい暑さで非常に気持ちがいいです。薪のいい香りがします」

大満足の様子でした。

ーどんな人に手に取ってもらいたいですか。
(浜竹睦子さん)
「サウナが好きな方はもちろんなんですけど、興味はあるけどまだ怖いみたいな人に…難しく考えずに試しにサウナに入ってみたらどうでしょう」

サウナへの熱い愛とともに整った「偏愛サウナめぐり」は岡山県内の書店やインターネットで購入することができます。

【スタジオ解説】
「偏愛サウナめぐり」には、施設だけでなく、提供されている飲食、「サ飯(めし)」も掲載されています。

どれもおいしそうですね。ちなみに浜竹さんは熊本のサウナの「アジフライ定食」がお気に入りだそうです。

サウナに入るとおなかが空きますから、合わせて楽しみたいですね。

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