中国で23年にフィットネススタジオが人気に

中国で23年にフィットネススタジオが人気に

「2023中国フィットネス業界データリポート」。(北京=新華社配信)

 【新華社北京3月7日】中国の上海体育大学経済管理学院、フィットネスクラブ向けシステム開発の三体雲智能科技(三体雲動)と、米大手PR会社のウェーバー・シャンドウィックが共同でまとめた「2023中国フィットネス業界データリポート」によると、中国では2023年にフィットネススタジオが人気となり、ヨガとピラティスの教室ではピークを迎えた。

 リポートは国家体育総局、中国フィットネス・ボディービルディング協会の指導の下作成された。

中国で23年にフィットネススタジオが人気に

「2023中国フィットネス業界データリポート」によると、中国では2023年にフィットネススタジオが人気となり、ヨガとピラティスの教室ではピークを迎えた。(北京=新華社配信)

 23年12月時点の全国のフィットネスクラブ会員数は6975万人と前月に比べ2.4%減少したが、利用回数には一定の増加が見られた。レッスンを受けているアクティブ会員の1カ月当たりの利用回数は4.4回となり、19年の水準に迫った。全国の「広義のフィットネス(身体素質の向上を目指す各種運動)」関連施設は約11万7千カ所で、うち営利目的のフィットネスクラブは3万6447カ所、スタジオは4万2177カ所だった。

 男性のフィットネス利用者の割合が増加したが、女性が依然として主力となっている。年代別では主要層の26~35歳が全体の41.0%を占め、36~50歳が27.0%とこれに次いだ。50歳以上では22年比で1.8%増加し、高い年齢層で多くの人がフィットネス施設に通い始めていることが分かった。

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