1008人に喜びの春 茨城大で前期合格発表

自分の受験番号を見つけて喜ぶ受験生=水戸市文京の茨城大

茨城大は7日、前期日程の合格者を発表した。合格したのは全5学部で計1008人だった。

茨城県水戸市文京の同大水戸キャンパスでは同日午後1時、講堂前の掲示板に合格者の受験番号が張り出され、集まった受験生から「あった」「受かった」と歓声が上がった。自分の番号を指をさしながらスマートフォンで撮影したり、保護者と抱き合って喜んだりする姿も見られた。同大で一般選抜合格者の受験番号を掲示するのは2019年以来5年ぶり。

人文社会科学部に合格した坂場花音さん(18)は「3年間頑張ってきた結果が出たのはうれしい。支えてくれた人たちのおかげ」と満面の笑み。理学部に合格した木村颯希(さつき)さん(17)は「地球環境系の研究職に就くのが目標。大学ではサークル活動も積極的に取り組みたい」と抱負を語った。

同大によると、現役合格者は924人(91.7%)。出身校の都道府県別では茨城県が476人で全体の47.2%を占め、千葉県94人、栃木県62人、福島県61人と続いた。後期日程の試験は12日に行われる。入学式は4月5日の予定。

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