【熱海土石流】復興の遅れを指摘…被災者らが市長に “質問状” 「公開で意見交換会を」

静岡県熱海市で起きた土石流からの復興をめぐり、7日、一部の被災者らが、市長に復興の遅れについて説明を求める質問状を手渡しました。

7日の熱海市議会。市議からは、土石流で被災した伊豆山地区の復興の遅れを指摘する質問があがりました。こうした中、議会の合間に、一部の被災者と独自に土石流の原因究明を行っている市民らが、市議の質問に対する市の説明が不十分だとして斉藤市長に「質問状」を提出しました。

質問状では、道路や河川の復旧計画について見直すよう求めているほか、用地買収が進まないため遅れる可能性が出ている復旧工事についてスケジュールを早急に示すよう求めています。

(被災者 太田 滋 さん)

「私たちの考えを聞いてほしいと言っているのに、まだそれをしてくれない。そこを今回要望した」

また、被災者らは1か月以内に市との意見交換会を公開で開くよう求めました。

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