なぜ人気?箕面市の住みやすさを徹底調査!住民や市役所にインタビュー

自然豊かな北摂にあり、住みやすいと人気の大阪府箕面市。
2024年3月の「北大阪急行」延伸による2つの新駅誕生でより便利になることもあり、住んでみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、「箕面市役所」や箕面市住民にもご協力いただき、編集部が箕面の住みやすさを徹底解剖!

●箕面に住んでみたい方

●大阪で住みやすいエリアを探している方

●箕面がなぜ人気なのか知りたい方

そんな皆さんは本記事をチェックしてください!

箕面市ってどんな街?

紅葉シーズンの箕面大滝

大阪府の北部「北摂地方」に位置し、139,317人(令和6年2月現在)が暮らす箕面市。
市内北部の「明治の森箕面国定公園」、大阪府内で唯一「日本の滝百選」に選出されている「箕面大滝」など、美しい自然が自慢! 休日には多くの方が訪れる観光地としても有名です。

箕面市民にインタビュー!箕面って、住みやすい?

「住みやすい」という印象が定着している箕面市ですが、実際のところどうなのかを箕面市民にインタビューしました。

小さな子どもを連れていける施設が多いのが嬉しい!(30代女性・既婚)

他市に住んでいた時は図書館が家の近くになかったのですが、箕面市は図書館が多く、読み聞かせイベントもよく開催されているのが嬉しいです。
市が運営するキッズコーナーも色々な場所にあり、遊具が充実している公園も増えているように感じます。

安心して子育てができるエリア(30代女性・既婚)

市内に防犯カメラがたくさん設置されている印象です。「子ども見守りシステム」が導入されているのも、母親としては安心材料です。

ゴミ袋が無料!子育て世帯を応援する制度も(30代女性・既婚)

世帯人数に応じた一定枚数のゴミ袋が無料で、オムツを使う乳幼児がいるとさらに追加で支給してもらえるのがありがたい。18歳までの子どもがいる世帯は「箕面まごころ応援カード」というのがもらえて、約500店舗で特典が受けられるのも嬉しいですね。

ゆずるバスやゆずるタクシーが便利(60代女性・既婚)

オレンジゆずるバス

箕面コミュニティバス「オレンジゆずるバス」が箕面市内一帯を運行していて、均一運賃(230円)で誰でも気軽に利用できます。さらに、健康上の理由などで一般タクシーや公共交通機関を使いにくい方向けに、福祉有償運送「オレンジゆずるタクシー」が年中無休で運行しているのも良い取り組みだなと思います。

休日の楽しみも充実している(30代男性・既婚)

街がのどかで、住んでいる人たちもおだやかな人が多い印象。子育てに良い環境だなと思います。映画館併設の大きなショッピングセンターやスーパー銭湯があって、休日の楽しみも充実しています。

箕面の住みやすさを支える!箕面市役所で聞き込み調査

「住みやすい街づくり」を行う「箕面市役所」の皆さんに、「子育て」や「健康」、「交通」など、住む街を決めるうえで気になるポイントについて聞きました! 魅力的な取り組みがたくさんあったので、一つずつ紹介します。

「子育て・教育日本一」を掲げ、多様なサポートを行う

妊娠期から子育て期まで“切れ目のない支援”

「子ども総合窓口」でのワンストップサービスの実施や、夜間休日365日体制での救急対応など、サポート体制が充実。
また、ICTを活用した子育て支援を実施。子育て世代の親子の居場所づくりや、外出促進にも注力されています。
さらに、保育所や小児科併設型の病児・病後児保育室などの整備で、保護者の「子育て」と「就労」の両立を支援しています。

【取材協力】子育て支援室、保育・幼児教育センター、保育幼稚園総務室

「待機児童ゼロ」を目指して取り組む施策

「箕面市子どもプラン」に基づき、保育施設の整備や保育士確保対策に取り組む箕面市。
2024年4月には、「北大阪急行」延伸で誕生する新駅「箕面萱野駅」に直結した「みのおキューズモール」内に、0~5歳児までの保育園(定員100人)が新設されます。

【取材協力】保育幼稚園利用室

箕面駅前に子育て支援センターオープン予定

阪急「箕面駅」前に竣工予定の「(仮称)新みのおサンプラザ」に子育て支援センター(おひさまルーム)がリニューアルオープン予定!
子育て支援センター未整備の地域には、玩具を持って公共施設へ出向く「出張子育てひろば」も実施。各公園での「お外で遊ぼうプログラム」も好評です。

【取材協力】子育て支援室

箕面市刊行の子育て応援ブック「SMILE」を通じての保護者支援

箕面市刊行の子育て応援ブック「SMILE」

子育ての節目節目に必要な知識や情報を、箕面市が7冊の冊子にまとめ、適切な時期に保護者へ対面で届けています。
配布時に市スタッフと保護者が直接対面することも、子育ての悩みを相談しやすい環境づくりに繋がっています。

【取材協力】子どもすこやか室

箕面独自!「箕面子どもステップアップ調査」を実施

小中一貫教育推進に取り組む箕面市では、小1~中3の9年間、継続的かつきめ細やかに子どもたちの総合力の育成をサポートする「箕面子どもステップアップ調査」を実施。
思考力・判断力・表現力を育成するツールとして、市立全小中学校の全児童生徒に1人1台ずつタブレット端末を配備。市立全小中学校への外国人英語指導助手の配置など、箕面独自の教育施策に注目が集まっています。

【取材協力】学校教育室

市民の健康的な暮らしを支える、さまざまな取り組み

「(仮称)箕面船場阪大ヘルスケア総合センター」誕生予定

健康寿命の延伸・ヘルスケア推進拠点としてのまちづくりを進めるため、箕面市が「大阪大学」などと連携して「(仮称)箕面船場阪大ヘルスケア総合センター」の設置を計画。同センター内には高齢者が認知機能や身体機能を測定し、健康づくりに役立てることができる「(仮称)健康チェック村」が整備され、注目が集まりそうです。

【取材協力】健康福祉政策室

独自の健康イベントやセミナーを実施

「からだの健康セミナー」等の各種健康セミナーや「歯っぴい健康フェスタ」を開催し、市民の健康的な暮らしをサポート。

「箕面西公園」に設置された健康遊具

誰もが利用できる公園にも、健康を意識した遊具を設置しています。
※「箕面西公園」は設置済、「西脇公園」は設置予定

「ラジオ体操」や「滝道週末ウォーキング」に参加してスタンプを集めるともらえる、滝ノ道ゆずるのオリジナル缶バッジ

また、市内38カ所で「ラジオ体操」が実施されているほか、毎週土曜日には「滝道週末ウォーキング」を開催! 参加してスタンプを集めると缶バッジがもらえるほか、「市立総合運動場」のスポーツ教室の割引、または教室体験無料が特典として受けられるなど、市民が新たに運動を始めるきっかけづくりをされています。

【取材協力】地域保健室、公園緑地室、保健スポーツ室

豊かな自然に育まれた“食”の楽しみも充実

代表的な特産品は「ゆず」

箕面市の代表的な特産品・ゆず

寒暖差のある山間部ほど、香りが良いものができるといわれている「ゆず」。箕面市北部の止々呂美地区の気候が適していることから主な栽培地となっていて、特産品として親しまれています。ただし栽培量が限られるため、良質のものは予約販売のほか、一部箕面市内の朝市などで販売。美味しいゆずが味わえるのは箕面市民の特権といえますね。

箕面市の特産品・びわ

その他「山椒」、「びわ」、「くり」も箕面市が誇る特産品です。

地域の食を支える農業体験やサポートも

箕面市では、耕作スタッフと一緒に本格的な農作業を体験したり、ゆずの収穫をお手伝いする機会が設けられています。「自然に触れたい」、「農業に興味がある」という人にもおすすめです。

【取材協力】農業振興室

新駅誕生により箕面市内の移動もより快適に

新駅の開業に伴い、これまで千里中央を中心に運行していたバス路線が、北大阪急行「箕面萱野駅」(新駅)を中心とした路線に変更されます。箕面市内において課題であった東西移動の利便性向上が目的とのこと。

箕面市民・バス利用者の意見を取り入れながら検討したという“再編ルート”でより箕面市の住みやすさがアップすることでしょう。

【取材協力】交通政策室

箕面に住むなら新駅周辺に注目!

「箕面船場阪大前駅」の船場広場(駅前広場) 完成イメージ(出典:箕面市)

2024年3月23日(土)、「北大阪急行」が延伸し、箕面市に待望の「箕面船場阪大前駅」・「箕面萱野駅」が誕生します。
今までこのエリアの主な公共交通機関はバスでしたが、新駅誕生により、新大阪や梅田、なんばといった大阪の主要駅まで乗り換えなしでアクセスが可能になります。

「箕面船場阪大前駅」周辺には、大変お得にお買い物が楽しめる商業施設やおしゃれな隠れ家カフェが点在。

大型複合商業施設に直結する「箕面萱野駅」は、「北大阪急行」の始発駅となるため通勤もラクラク。
「箕面に住んでみたい」と考えている方は、新駅周辺がおすすめです!

新駅誕生でますます住みやすい箕面に

今回は、箕面市の住みやすさについてご紹介しました。
子育て・教育・健康など、様々な側面での行政サポート、さらに地元住民の皆さんの口コミから、箕面市の住みやすさが伝わったのではないでしょうか。

「箕面萱野駅」完成イメージ(出典:箕面市)

2024年3月23日(土)には、2つの新駅が同時開業。交通の利便性も飛躍的に向上します。
関西で住みやすいエリアを探しているなら、「箕面市」大注目です!

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