グラティア、破産手続き開始 負債1億1000万円 茨城・日立

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帝国データバンク水戸支店は7日、土木工事のGratia(グラティア、茨城県日立市宮田町)が水戸地裁土浦支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。2月27日付。負債は約1億1000万円。

同社は2017年設立。建設業者や不動産業者から宅地造成工事、盛り土工事、外構工事などを請け負うほか、日立市内で美容業も手がけ、ピーク時の20年1月期には年売上高約2億2500万円を計上した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で工事需要が急激に減少したことで、本業の受注が落ち込み、美容業も振るわず、21年1月期の年売上高は約4100万円と低迷、赤字計上を余儀なくされていた。22年1月期の年売上高も約4900万円にとどまり、業績の改善が見込めないと判断、事業継続を断念した。

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