女性7人に強盗強制性交や強制わいせつ致傷の男、起訴内容認める 弁護側「数人とは示談」と情状酌量求める 鹿児島地裁

 女性7人に対する強盗強制性交や強制わいせつ致傷など7件の罪に問われた住所不定、無職の男(26)=本籍指宿市=は7日、鹿児島地裁(小泉満理子裁判長)であった裁判員裁判の初公判で起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、夜間に一人で歩く若い女性を狙った複数の無差別事案と指摘。「『ナイフを持っている。騒ぐと殺す』などと女性を脅して犯行に及んだ」と述べた。

 弁護側は「数人とは示談が成立している」などとして情状酌量を求めた。

 起訴状によると被告は、2020年10月から22年10月にかけ、女性7人を人気のない路上で脅し、乱暴。1人にけがを負わせ、別の2人からは現金を奪ったとされる。

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