「爪先立ち」健康法にはどんな効果が?―中国メディア

ディリラバがしゃがむ状態で爪先立ちしている写真が最近、中国のネットユーザーの間で大きな話題となっている。

雑誌に掲載された女優ディリラバ(迪麗熱巴)がしゃがむ状態で爪先立ちしている写真が最近、中国のネットユーザーの間で大きな話題となっている。フィットネストレーナーによると、「爪先立ちは土踏まずを作ったり、足首を安定させたりするほか、足のラインを整えるのにも役立つ」という。生命時報が伝えた。

800年の歴史を誇る中国の導引養生術・八段錦の最後の姿勢は爪先立ちで、足の裏から足の内側を通り腹部、胸部を流れる腎経を刺激し、全身に振動を与えることで、五臓六腑を優しくマッサージし、ヘルスケア効果を得ることができるとしている。

黒竜江省ハルビン医科大学附属第四病院・老年病科の田暁彦(ティエン・シャオイエン)教授によると、爪先立ちは、足だけでなく、下半身の血流促進にもつながり、心臓に十分な酸素が供給されるようになるため、心臓や血管の保護に有益であるほか、足三陰経(肝、腎、脾)がマッサージ効果を得て、腎の陽を補うことにもなるという。

北京体育大学運動人体科学学院の蘇浩(スー・ハオ)教授によると、爪先立ちは簡単に思えるかもしれないが、以下の5つのポイントには注意が必要という。

1、ウォーミングアップを十分行う。

2、ゆっくりとしたペースで、かかとをさっと上げて、ゆっくり下ろす。

3、できるだけ体と床が垂直になるように立つ。

4、15~20回ずつ、少し休憩を挟みながら3~5セットする。

5、終わった後はすぐに足の筋肉をリラックスさせる。おすすめのリラックス体操は、両足をそろえ、片方の足を足一つ分ほど前に出して、前後に交差させた状態で、前かがみになる動作だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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