フィリピン、窃盗容疑の邦人拘束 日本に強制送還へ

鹿児嶋孝之容疑者(フィリピン入国管理局提供・共同)

 【マニラ共同】フィリピン入国管理局は7日、大規模な窃盗の容疑で日本の当局が指名手配していた日本人の男、鹿児嶋孝之容疑者(55)を拘束したと発表した。警官を装ってキャッシュカードを盗む集団「JPドラゴン」の構成員とみられる。福岡県の裁判所から逮捕状が出ており、日本へ強制送還するとしている。

 日本の捜査関係者によると、JPドラゴンは「ルフィ」と名乗って広域強盗事件を指示したとされる今村磨人被告(39)=強盗致死罪などで起訴=とつながりがある。昨年2月には警視庁原宿署に勾留中の今村被告が接見室で、弁護士の持ち込んだスマートフォンを使ってJPドラゴンの日本人幹部と通話した疑いが持たれている。

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