茨城県立IT短大 学生776人分のデータ漏えい、延べ218人分の履歴書や試験結果も

茨城県庁=水戸市笠原町

茨城県は7日、同県水戸市下大野町の県立産業技術短期大学校(IT短大、酒井雄一学校長)で学生管理情報のデータと学生の履歴書など個人情報が漏えいしたと発表した。これまでに校外への情報流出による被害は確認されていない。

IT短大などによると、データ漏えいがあったのは昨年4月。70代の男性専任講師が、学生の氏名や住所、就職先、資格取得情報などが記載されたファイルを、学生が閲覧できる共有フォルダーに誤って保存し、数人が閲覧した。ファイルには、卒業生を含む776人分の個人情報が入っていた。2月29日、複数学生の指摘で発覚した。

履歴書などの漏えいは同26日、複数の学生が申し出て発覚。男性職員が2022年4月から1年余りの間、卒業生を含む延べ218人の履歴書や資格試験の合否などを閲覧可能な状態にしていたという。

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