ビッグモーターが枯死させた街路樹 植え替え始まる 群馬・太田市

ビッグモーター太田店前で始まった街路樹の植え替え作業=7日午後1時5分ごろ、群馬県太田市

 中古車販売店ビッグモーターの太田店(群馬県太田市西新町)前の街路樹が枯死した問題で、道路管理者の県は7日、同所で木を植え直す作業に着手した。除草剤で汚染された土を取り除き、枯れる前と同じ落葉高木のトウカエデ17本を植える。

 施工する業者によると、初日は土の除去を開始。今後は新たな土を入れ、天候を見ながら来週中には苗を植える見込み。

 街路樹の枯死は、2022年8月に市民からの情報提供で判明し、同社は除草剤をまいたことを認めた。県は植え替えにかかる費用850万円を同社に請求し、支払われたという。

 同社を巡っては全国の店舗周辺で同様の問題が発覚。東京都内の店舗周辺で街路樹を伐採したなどとして、警視庁は4日に器物損壊容疑で、兼重宏一前副社長ら計13人を書類送検した。

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