CLラウンド16敗退のラツィオ、今季限りでサッリ監督を解任か…

[写真:Getty Images]

ラツィオが、今季限りでマウリツィオ・サッリ監督(65)と裾を分かつ決断をしたようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

ナポリやチェルシーなどで指揮したサッリ監督は、2021年の夏にラツィオの監督に就任。就任初年度からクラブをヨーロッパリーグ出場に導くと、昨季は22勝8分け8敗の2位でシーズンを終え、3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。

しかし、CLとの二足の草鞋となった今シーズンは、セリエA開幕5試合でわずか1勝とスタート奪取に失敗すると、27試合を消化したセリエAで12勝4分け11敗の9位と低迷。

一方のCLでは、グループステージを3勝1分け2敗の2位で通過。強豪バイエルンと対戦したラウンド16では、ホームでの1stレグを1-0で先勝したが、5日に行われたアウェイでの2ndレグで0-3と完敗し、ラウンド16敗退に終わっていた。

今回の報道によれば、サッリ監督とクラウディオ・ロティート会長との間で来シーズンに向けたクラブの移籍戦略について見解の相違があり、関係が悪化しているとのこと。

また、サッリ監督は2月26日に行われたフィオレンティーナ戦(1-2で●)後にクラブの移籍戦略を厳しく非難。5日に行われたバイエルン戦後の会見では「契約はあと1年残っているけど、そのサイクルが終わるかもしれない」と、コメントしていた。

なお、同紙によれば、ラツィオは後任候補として昨季までマルセイユを指揮したイゴール・トゥドール氏(45)、現フィオレンティーナ指揮官のヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)、現モンツァ指揮官のラッファエレ・パッラディーノ監督(39)の3人を検討しているとのことだ。

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