ゼイン・マリク、SNSの投稿を消去しニューアルバムを告知 

ゼイン・マリクがSNSの過去の投稿を消去、ニューアルバムの告知動画だけを残している。新作は本人が書いた曲のみで構成された、非常にパーソナルな作品だという。

動画の中でゼインは「このアルバム全体のねらいはリスナーに人間としての僕のより深い内面を知ってもらうことだ」「僕の大望、僕の恐れ、彼らがそれらと繋がること」「だからとても生々しい、僕だけがこれを書いているから」「僕と音楽の間に、音楽とそれを聴く人々との間に他の誰も入れたくなかった」と語り、最後には新曲のプレビューが流れている。

2021年の『ノーバディ・イズ・リスニング』に続く同新作でゼインはビヨンセと同じくカントリーに傾倒しているようで、カントリー・ミュージックのプロデューサー、デイヴ・コブを迎えている。デイヴは先日ローリングストーン誌にこう話していた。「ゼインが僕を捉えて離さないのは、その声だ。その中から愛、喪失、痛み、勝利、人間性が聴こえてくる。このアルバムは彼の精神からガラスを取り除き直接ファンに届けられているかのようだ」「ゼインはまさにこのアルバムで自分の世界を作り上げている。本当に恐れ知らずで、魂から真っすぐに語りかけてくる」

テネシー州ナッシュビルを拠点に活動するデイヴは、クリス・ステイプルトン、ブランディ・カーライル、ジョン・プライン、スタージル・シンプソン、ジェイソン・イズベルらとの仕事で知られている。

一方ゼインは以前ポッドキャスト番組『コール・ハー・ダディ』で、新曲は今までリリースした曲とは異なるサウンドになることを明かしていた。「本当に悲しい曲がいくつかある。僕にとっては違うサウンドで、もっと実体験とか物語的なもの」「(昨年リリースした)『ラヴ・ライク・ディス』は、ただサマーパーティー曲って感じ。いい雰囲気で、まさに夏って感じだね」

そんなゼインは、最近公開となった子供向けアニメ映画『10 Lives』でエグゼクティブ・ミュージック・プロデューサーを務めた他、「タフな双子」カークとキャメロンの声も担当、『ブリジャートン家』のシモーヌ・アシュリーと共演している。

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