シックの土壇場弾で追いついたレバークーゼンが劇的ドローでホームに帰還!【EL】

[写真:Getty Images]

レバークーゼンは7日、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグでカラバフと対戦し2-2の引き分けに終わった。

グループステージHを全勝で通過したレバークーゼンが、プレーオフでブラガを下したカラバフのホームに乗り込んだ一戦。

公式戦6連勝中のレバークーゼンは、直近に行われたケルン戦のスタメンからター、アンドリッヒ、グリマルド以外の8人を変更。2トップにイグレシアスとフロジェクを据えた[3-5-2]で試合に臨んだ。

立ち上がりから一進一退の展開が続く中、レバークーゼンは24分にピンチ。中盤でボールを受けたベンジアのスルーパスに反応したジュニーニョがボックス中央左からコントロールショット。さらにこれで与えたCKをショートコーナーで繋がれると、ボックス手前のヤンコビッチの放ったシュートが右ポストを直撃した。

立て続けのピンチを凌いだレバークーゼンだったが、26分に失点する。中盤でボールを受けた最終ラインのターが相手のプレスでボールをロスト。これを奪ったジュニーニョがボックス左まで持ち上がり折り返すと、最後はベンジアがゴール左にシュートを突き刺した。

先制され反撃に出たいレバークーゼンだったが、前半終了間際に再び失点を許す。追加タイム2分、自陣でのボール奪取からパトリック・アンドラーデがロングスルーパスを供給すると、上手くDFの裏に抜け出したジュニーニョがボックス内まで侵攻。飛び出したGKを冷静にかわしゴールネットを揺らした。

2点ビハインドのレバークーゼンは、後半開始からテラを下げてフリンポンを投入。さらに58分には、フロジェク、パラシオスを下げてヴィルツ、ジャカと主力を次々とピッチに送り出す。

徐々に押し込む時間帯を増やしていくレバークーゼンは、70分に相手のミスから1点を返す。中盤でボールを受けたズビルのバックパスが乱れると、これをボックス手前でカットしたヴィルツがゴール前まで切り込み、飛び出したGKの上を越す絶妙なチップキックでネットを揺らした。

その後は拮抗した展開が続いたが、再びチャンスを迎えたのはホームチーム。83分、中盤でジャカのミスパスをカットしたジュニーニョがドリブルで単独カウンターを敢行すると、そのままボックス内まで切り込みシュートを放ったが、これはGKコヴァルの好セーブに防がれた。

このまま試合終了かと思われたが、レバークーゼンは後半アディショナルタイムに試合を振り出しに戻す。92分、左クロスのこぼれ球を逆サイドで拾ったアンドリッヒのクロスを途中出場のシックがヘディングでゴール左に流し込んだ。

結局、試合はそのまま2-2でタイムアップ。終盤まで追い込まれたレバークーゼンだったが、土壇場弾で追いつき今季無敗のままホームに帰還した。なお、レバークーゼンホームの2ndレグは3月14日に行われる予定だ。

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