きょう8日(金)は変わりやすい天気となりそうだ。関東などの雪や雨は朝までとなるが、朝の通勤・通学は路面の凍結に注意が必要となる。日中は天気が回復し、全国的にも晴れる所が多い見込み。ただ、東日本や西日本は大気の状態が不安定なため、午後を中心に天気が急変する所がありそうだ。急な雨や雷雨に注意が必要となる。
関東の雨や雪は朝まで 路面の凍結などに注意
午前5時現在、関東から東北南部の太平洋側を中心にまとまった雨雲や雪雲がかかっており、西日本でも雨や雪の降っている所がある。この雨や雪は朝までとなるが、路面が凍結している所があるため、十分な注意が必要だ。特に横断歩道や地下鉄の入り口、バスやタクシーの乗り場などは滑りやすいため、時間に余裕をもって気を付けて歩きたい。ただ、昼間には雨雲や雪雲が抜けて、天気は回復してくる見込み。
東・西日本は大気不安定 晴れ間がでても天気の急変に注意
日中は全国的に晴れ間のでる所が多いが、東日本や西日本を中心に不安定な空模様となりそうだ。上空の強い寒気や湿った空気の影響で、天気が急変するおそれがある。特に午後は北陸や関東を中心に発雷確率が高くなっており、所々で急な雨や雷雨がありそうだ。あす9日(土)にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要となる。また、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。降ひょうのおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要だ。
日中の最高気温はきのうと比べると高い所、低い所それぞれだが、全国的に平年よりはやや低いため、きょうも万全な寒さ対策をして出かけたい。
(気象予報士・多胡安那)