【山口天気 朝刊3/8】再び北風の冷たさ増す 週末にかけて冬の装い必須 空気乾燥も注意

山口県内は、夜中は一時、局地的ながら活発な雨雲が発生し、急な大粒の雨となったり雷を伴った所もありました。

ただ、夜が明ける頃には雨雲は県内から抜けていき、不安定な天気は、おおむね解消してきています。

夜中の不安定な天気は、上空に寒気を伴う低気圧が日本海に進んできたことによるものです。

この低気圧が東に進むにつれて、きょう8日(金)の日中以降は、県内付近は等圧線が縦じま模様の西高東低=冬型気圧配置に変わり、今度は冷たい北よりの風がやや強まっていきそうです。

きょう8日(金)の山口市内の最高気温は12度くらいまで上がる見込みですが、午後ほど北寄りの風が吹くことで気温がどんどん下がって寒さが増していきます。

外出の際は、この夜の寒さのことも考えて服装選びなど、ご注意ください。

きょう8日(金)は、日中はしっかり晴れる所が多くなりそうです。

次第に空気の乾燥が進んできますので、火の取り扱いなど注意が必要です。

また、北寄りの風が強まることで、海上は次第に波が高くなりそうです。

最高気温は、昨日と同じくらいか、やや低めで日本海側では1桁止まりの所も。

瀬戸内側は11~12度くらいの所が多くなりますが、午後ほど風の冷たさが増し、夜にかけてグッと体に堪える寒さとなっていきそうです。

スギ花粉は飛散最盛期が続いています。

きょう8日(金)は強まる風によりスギの木の枝が揺らされることで、花粉が大量に飛びやすくなるおそれがあります。

寒さとともに、花粉対策も入念に行っていきましょう。

9日(土)は、日中の気温でも10度に届くかどうか微妙な冬の寒さの一日に。また、晴れ間が出る所は多いものの、日本海側ほど、一部、時雨模様のにわか雨・にわか雪の可能性があります。

日曜日は冷たい北風はおさまり、穏やかに晴れそうですが、朝の底冷えが厳しいでしょう。

週明けはぐずつく天気ですが、気温は上昇傾向となっていきます。

来週は「春」を肌で実感することも多くなっていきそうです。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

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