【ワッツ筆頭株主破産】青森SC、応援口座を開設 チーム存続へ支援求め

 経営難によりクラブ存続の危機にあるバスケットボール男子B2東地区青森ワッツの運営会社「青森スポーツクリエイション(SC)」(青森市)は7日、運営資金を確保するため、応援口座を開設した。併せて応援ステッカーの制作・販売も行う。デザインなど詳細は今後、告知する。

 ワッツの今季通算成績は25勝20敗。直近の試合で連勝を4に伸ばし、上位に食い込む活躍を見せる。同社の北谷稔行社長は「多くの皆さまからのご理解と心強いご支援をぜひともお願い申し上げる」と存続に向けて支援を呼びかけた。

 青森SCを巡っては、筆頭株主である企業「ANEW Holdings」(東京)の破産開始が2月に決定された。青森SCは2日、同市で会見を開き、前年度末の債務超過約3800万円を今期(2023年7月~24年6月)中に解消しなければならず、今季中の安定経営資金として約5千万円が必要と説明。既存株主の問題や資金難が解決しなければ、B2ライセンスの取り消しや、最悪の場合、今期中にチーム解消や運営会社が倒産する可能性があると明らかにした。

 振り込み先は、青森銀行新町支店普通預金の口座番号3033978で、口座名義は「青森スポーツクリエイション株式会社」。今季のホームゲームで振り込み明細(ウェブ明細含む)を提示した人には、ステッカーを配布する。【全文】

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