東京・銀座の「高知県アンテナショップ」、高知の食材で「備蓄できる缶詰やレトルト食品」を提案

高知県地産外商公社が運営する、東京・銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」(東京都中央区)では3月1日から、「高知のご馳走でローリングストック」と題した特設コーナーを設置している。

「高知のご馳走でローリングストック」コーナー

古いものから消費して買い足す「ローリングストック」

ローリングストックとは、買い置きした食品を古いものから消費して、買い足していくサイクルのこと。

「高知のご馳走でローリングストック」コーナーでは、高知県産の食材などを使った食品の中から、家庭でも長期に渡って備蓄できる缶詰やレトルト食品など、約10アイテムをセレクトして販売する。

ローリングストックの考え方
おもな販売商品のイメージ

高知県では、南海トラフ地震が発生した場合、海岸部で最大34.4mの津波が想定されており、被害を最小限に留めるべく行政だけでなく一般企業や住民を含め、地域社会全体が一体となって防災・減災対策に取り組んでいる。

黒潮町缶詰製作所が製造・販売する商品も販売

そういった取り組みのひとつが備蓄品の開発・製造で、14年に黒潮町が設立した黒潮町缶詰製作所では、ブリやカツオ、鶏肉といった高知県の特産品を、天日塩やサトウキビといった地元の調味料で仕上げた。商品は被災時だけでなく日常的に食卓で楽しめる。

「まるごと高知」では、缶詰以外にも辛味をおさえた「土佐あかうしカレー」や、豆腐を乾燥させた「豆腐ジャーキー」、高知県産「西山金時」のパウダーで甘みをもたせた「缶詰サプリパン」などを販売する。

豆腐ジャーキー
缶詰サプリパン

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