映画『ラスト』誤射事件、武器担当者に過失致死罪の有罪判決

映画『ラスト』の武器担当者ハンナ・グティエレス=リードが過失致死罪で有罪評決を言い渡された。2021年10月、同作の撮影現場でリハーサル中、主演のアレック・ボールドウィンが手にしていた銃の誤射により、撮影監督のハリーナ・ハッチンスさんが死亡した件で、6日(水)、12人で構成された陪審団が3時間足らずで有罪評決に至った一方、証拠改ざん罪に関しては無罪となった。

その後直ちに拘留されたグティエレス=リードには、最大で禁錮1年半ならびに5000ドル(約74万円)の罰金が命じられる見込みだ。

裁判中に被告人は「都合のよい生贄」だと指摘していた弁護団は、上訴する構えを見せている。

『ラスト』でプロデューサーも担うアレックも、過失致死罪に問われており、7月に公判が行われる予定だ。アレックは、ハッチンスさんを死に至らしめ、ジョエル・ソウザ監督を負傷させた銃の引き金を引いていないと主張し続けている。

一方、第1助監督のデイヴ・ホールズは司法取引に応じ、殺傷性のある武器の過失使用を認め、執行猶予6か月の保護観察処分、罰金500ドル(約7万4000円)などを言い渡されていた。

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