卒園前に緊張の「お買い物」 お土産自分で買えたよ 地元商店街で初挑戦

野菜の代金を支払う園児

 鳥取市の本通商店街にある保育園の園児らが6日、地元商店街で「初めてのお買い物」に挑戦した。緊張した表情で、商品を選んで購入するまでを体験し、社会生活に必要な経験を積んだ。

 3月の卒園前の思い出にしてもらおうと、地域サポートネットワークとっとり(山口朝子代表理事)が企画し、4回目。運営するコモド第2、第3保育園の3歳児10人が参加した。

 園児らは家族にお土産を買うことを目的に、小遣い500円を財布に入れて、カフェなど3店舗を訪問した。このうち農産物直売所では、保育士に教わりながら、ブロッコリーやキュウリなど好きな野菜を選ぶと、レジで代金を支払い「ありがとうございます」と元気いっぱいにあいさつした。ほほえましい様子に、店員らは目を細めていた。

 コモド第3保育園の吹上結ちゃんは「おやつを買ったのが楽しかった」、島尾泰知ちゃんは「ニンジンを買った。お父さん、お母さん、お姉さんと4人で食べたい」と笑顔で話した。

© 株式会社新日本海新聞社