万葉スタイルで対応 ウイーク期間、市職員が国府PR

万葉衣装を身にまとって来庁者対応に当たる鳥取市職員

 万葉歌人・大伴家持が万葉集の最後の歌を詠んだ地にある鳥取市国府町総合支所は、職員などが万葉衣装を身にまとって業務に当たる「因幡国府万葉ウイーク」を2月に実施。華やかな衣装に身を包んだ職員や、庁舎内に施された大伴家持が生きた当時をイメージした装飾などで来庁者を出迎え、「万葉のふるさと国府」をPRした。

 2024年度は、市因幡万葉歴史館の開館と公募短歌大会「大伴家持大賞」が30周年、大伴家持の歌を詠む「万葉集朗唱の会」は25周年を迎える。2月13~16日のウイーク期間中、支所職員や地域の各郵便局員が万葉衣装を身にまとった。

 町内の実家に帰省し、書類提出などのため来庁した松山市在住の主婦、宇都宮真弓さん(58)は「華やかな衣装が目に入ってびっくりした。万葉の世界に行った気分になれた」と話した。

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