撮り鉄”聖地”根雨―黒坂間 「ネウクロ」魅力に焦点 17日に文化祭

「ネウクロ文化祭」でマナー講習などを行う和田駅長

 JR伯備線の根雨―黒坂駅間は列車を撮影する「撮り鉄」に「ネウクロ」と呼ばれる絶好の撮影ポイント。そんな“聖地”にスポットを当てたイベント「ネウクロ文化祭」(黒坂フェスタの会主催)が17日、日野町黒坂の旧黒坂小で開かれる。鉄道関連の同人誌の販売や写真展、JR根雨駅長による列車撮影のマナー講習などを実施する。午前11時から午後5時まで。

 全国から訪れる鉄道ファンに日野町のファンになってもらおうと企画した。

 位置情報ゲーム「駅メモ!」シリーズのキャラクターで日野町の「根雨のまち観光大使」の「根雨つむぎ」の誕生日が3月18日であることにちなみ、「駅メモ!」ファンが二次創作物や、手作りの鉄道グッズの即売会を実施。アマチュアカメラマン3人による「愛しの伯備線」と題した写真展、日南町の工芸作家による列車のプラバンアートの販売などがある。

 午後2時50分からは根雨駅の和田隆駅長が、伯備線の写真集やポストカードを抽選でプレゼント。併せて、一部でマナーの乱れがちな鉄道撮影について実例を交えながら講習も行う。

 地元住民も楽しめ、鉄道ファンとの交流が生まれるようにと、シイタケ狩り体験をはじめ、黒坂主婦チームによるイノシシ鍋の振る舞いなどもある。問い合わせは電話080(1637)7982、黒坂フェスタの会。

© 株式会社新日本海新聞社