【漫画】スカっとしてときめく! 「契約結婚」から始まる4つの恋

『いつわりの愛〜契約婚の旦那さまは甘すぎる〜』(ジーオーティー)

古くはお見合い、新しくはSNS。結婚の始まりにはさまざまな形がありますが、漫画界で注目を集めているのが「契約結婚」です。名前の通り「1年間限定」「書類上だけ」といった契約を結び結婚する二人の関係を描いており、最初こそ愛のない関係からスタートするものの、次第に恋心を抱き惹かれあう二人の姿にスカっと&ときめきを感じられること間違いなし! 今回はそんな「契約結婚」をテーマにした4つの漫画を紹介します。

■『いつわりの愛〜契約婚の旦那さまは甘すぎる〜』

上乃凛子原作、金森ケイタ作画の『いつわりの愛~契約婚の旦那さまは甘すぎる~』(ジーオーティー)は、小説投稿サイト「エブリスタ」で掲載中の小説『偽りの愛の向こう側』を原作とするWEBコミック。

本作では、結婚直前で元カレに浮気され失意のどん底に落ちた主人公・桜井遥菜が、御曹司で常務の綾瀬理人との契約結婚をきっかけに、ピュアな恋に落ちる姿が描かれます。最初は「あくまで契約上の関係だから」と距離がある二人が、共に過ごす内に「これ以上踏み込んではいけない」と気持ちをセーブしようとする姿がもどかしくも、愛おしさがこみあげます。誠実な二人の恋の行方は読み進めるほどにときめきがあふれることでしょう。

また本作では、遥菜の元カレの浮気から始まったカップルの恋の行方も描かれているのですが、付き合い始めこそよかれど、すれ違い続ける二人の姿は読んでいて痛快。対照的な二つの恋の行方にも注目です。

■『その結婚、正気ですか?』

『その結婚、正気ですか?』(ソルマーレ編集部)は、ズボラなアラサー女子・篠原奏音と、イケメン社長・城咲真の格差婚を描いたラブコメ。累計500万ダウンロードを超える人気コミックで、2023年7月に夏ドラマとして実写化され、奏音を岡本玲が、城咲を長妻怜央(7ORDER)が演じたことでも話題を集めました。

本作のヒロインである奏音は、それなりに恋愛も経験してきたものの、なかなか結婚にはたどり着けず、ズボラなおひとりさまライフを過ごすアラサー女子。厳しい現実と向き合う彼女ですが、とある婚活パーティーで、大手メーカーの御曹司“イケメン”社長・城咲から「契約結婚」を持ちかけられ人生が一変することに…。

アラサーゆえに恋に夢を見ないヒロインと、そんな彼女に好きになってもらいたいが故に頑張るイケメン社長の恋模様は、リアルなのにクスっと笑えること間違いなし。アラサー女子にこそ読んでほしいコミックです。

■『結婚予定日』

『結婚予定日』(Amazia)は、結婚を夢見るも恋に不器用なアラサー女子・河合佳子と、“AI”と称されるミステリアスクールな年下イケメン後輩・結城真臣の両片想いを描いたピュアなラブストーリー。小説投稿サイト「エブリスタ」で公開されている西原衣都の小説が原作で、2023年にはドラマ化もされ、結城を松田元太(Travis Japan)、佳子を大原櫻子が演じました。

この二人の契約結婚は、イケメン後輩からの「1年でお相手が出来なければ私と結婚しましょう」という告白をきっかけに開幕。さぞや自分に自信のあるタイプのイケメンなのかと思いきや、実は恋愛に対して奥手で、告白したものの二人の関係性に目立った変化は訪れません。対するヒロインも恋に不器用な性格のため、それぞれにこじらせて自爆寸前に…。

それでも、二人とも嫌味がなく誠実な性格なので、時にすれ違いながらも、二人ならではの速度で距離を進めていく姿がほほえましく感じられます。ほっこり心温まる恋愛に癒やされたい人に寄り添ってくれるコミックとなっています。

■『初めましてこんにちは、離婚してください』

『初めましてこんにちは、離婚してください』(スターツ出版)は、京都にある旧家の令嬢・結城莉央とIT企業のイケメン社長・高嶺正智が「離婚」宣言をきっかけに、10年越しの恋を始める姿を描いた漫画です。

離婚をするからには、性格が合わなかったり、金銭が理由だったり、生活する中で何かしらの不満や要因を感じて決断するもの。と思っていたのですが、この二人は結婚から離婚宣言までの10年間、一度も会うことなく夫婦関係にピリオドを打とうとしていました。

そんな二人が離婚宣言を機に、同棲をすることに。方や世間知らずなお嬢様、方や自分軸がしっかりしているバリキャリ社長。デレデレしたかと思いきや喧嘩しはじめたり、また仲良くなったり、不安を感じたり…。すれ違ったり近づいたりする二人の感情の揺れ幅は見ていて飽きることがなく、それどころか「今度はどうなる?」とページをめくる手が止まらなくなることでしょう。

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