ムーディーズ、独仏英など欧州銀行セクター見通し引き下げ

[フランクフルト 7日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは7日、一部欧州諸国の銀行セクターの見通しを引き下げた。景気低迷による収益悪化が見込まれることが背景。

ドイツ、英国、フランス、ベルギー、オランダ、スウェーデンの銀行セクターの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更し、未払いローンの損失増加や資金調達コスト上昇により、利益が圧迫されると指摘した。

ムーディーズのアナリストは「低成長と借り入れコスト高という経営環境の悪化は、欧州の主要国で特に企業セクターにおいて信用の伸びやローンのパフォーマンスに打撃を与えるだろう」と述べた。

イタリアの銀行については見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。

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