ガソリン混入の灯油販売 福島県いわき市小名浜のガソリンスタンド、購入者特定できず 消防が注意呼びかけ

 福島県いわき市消防本部は7日、同市小名浜下神白のガソリンスタンド「マルイ小名浜サービスステーション」で5日正午ごろから7日にかけ、灯油にガソリンが混入した状態で販売されていたと発表した。同本部はストーブなどで使用すると爆発する危険があるとして注意を呼びかけている。

 市消防本部によると、5日正午ごろ、灯油を貯蔵するタンクにガソリンが誤って混入したという。7日に店舗の従業員が灯油の色と匂いがおかしいことに気付き、消防本部に連絡した。

 これまで88件の顧客に販売しており、購入者は特定できていない。現時点までに火災などのトラブルは報告されていないが、消防本部は「購入した心当たりがある場合は絶対に使わないでほしい」としている。

© 株式会社福島民報社