日比谷線脱線24年で献花 事故現場付近の慰霊碑

日比谷線の脱線事故発生から24年となり、慰霊碑に献花する東京メトロの山村明義社長(手前)ら=8日午前、東京都目黒区(代表撮影)

 2000年3月に営団地下鉄(現東京メトロ)日比谷線中目黒―恵比寿間で電車が脱線し乗客5人が死亡、64人が負傷した事故から24年となった8日、東京都目黒区の現場近くにある慰霊碑で、遺族や東京メトロの関係者らが献花し、黙とうした。

 式典後、東京メトロの山村明義社長は取材に「安全確保は最重要の使命。安全への意識とハード面の対策を両輪で進めたい」と話した。

 事故は00年3月8日午前9時1分ごろ発生。恵比寿駅から中目黒方向に向かっていた電車の最後尾がカーブで脱線し対向の電車に衝突した。事故を契機として、01年に現在の運輸安全委員会の前身に当たる「航空・鉄道事故調査委員会」が発足した。

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