米大統領選、第3政党「ノーレーベルズ」が候補擁立表明へ

Jarrett Renshaw

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 中道派の米政治団体「ノーレーベルズ」は、11月の大統領選に向けて候補擁立を進める方針を8日に表明する見通し。ただ、具体的な候補指名は見送る。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

同団体はワシントンの超党派勢力から、二大政党の候補者に対する国民の不満の受け皿になる政党への転換を発表していた。

関係者によると、ノーレーベルズは8日に約800人の代表者がオンラインで非公開会合を開く。会合では正副大統領候補を指名せず、来週に正式な選考プロセスを開始し、数週間内に決定する予定という。

ノーレーベルズは勝利への現実的な道筋があるとみた場合のみ候補擁立を進めるとしていた。

だが、中道左派のシンクタンク「サードウェイ」の共同創設者マット・ベネット氏は「恥ずかしい敗北につながるだけで、トランプ前大統領を復権させるスポイラー(妨害者)になりかねない」と述べた。

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