<サッカー>日本に「完敗」と中国メディア、ファン「差がかなりあった」―U-20女子アジアカップ

サッカーのU-20(20歳以下)女子アジアカップで日本が中国に2-0で勝利した。この試合は中国でも注目を集めている。

サッカーのU-20(20歳以下)女子アジアカップで日本が中国に2-0で勝利した。この試合は中国でも注目を集めている。

7日に行われた試合で、日本は前半26分に右サイドからの折り返しをFW土方麻椰が流し込んで先制すると、後半43分にはMF天野紗が直接フリーキックを決めて突き放した。試合はこのまま終了し、日本は2連勝。10日の北朝鮮戦を残してグループリーグ突破を決め、同時に8月に開催されるU-20女子ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した。

中国のスポーツポータルサイト・直播吧は「完敗!」と題する記事で、「中国のボールポゼッション(保持率)はわずか37%でシュートもわずか4本。日本はそれぞれ63%、23本だった。枠をとらえたシュートでも8本対2本と差が付いた」と圧倒されたことを伝えている。

中国のサッカーファンからは「差がかなりあったな」「技術面では完全に日本に劣っていた」「(失点が)2点で済んでラッキーだった」「中国にも決定的なチャンスはあった。守備陣とゴールキーパーは頑張ったが中盤はだめだった」「中国は味方がボールを持っている時のほかの選手の動き出しが全くない」「女子も男子代表のようになってきてしまった」といった声が上がった。

直播吧は別の記事で、中国がグループリーグを突破するには次戦のベトナム戦で「大勝してようやく可能性が見えてくる」と指摘。中国はここまで1分1敗、勝ち点1のグループ3位で、グループ突破の条件である2位になるには北朝鮮(勝ち点4)を上回る必要があることに触れ、「北朝鮮の得失点差は+6、中国は-2。つまり、中国は(最終戦の)ベトナムに8点差をつけて勝利する必要がある。もちろん、北朝鮮がより多くの点差で日本に敗れれば中国としてはより有利になる」と伝えた。(翻訳・編集/北田)

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